給油キャップは天下の回り物
他人の大きな失敗を見れば思う。
自分だったかもしれない。
他人の小さな失敗を見れば思う。
自分にはあり得ない。と
一か月ぶりの給油、開けた瞬間硬直した。「ゑ????」
かなり焦った。まさか自分が給油キャップを置き忘れてくるなど...しかし冷静に考えると最近はここでしか給油してないし店員に聞けば案外すんなり出てくるかもしれない。
「すみません、ここ1か月くらいで給油キャップの忘れ物ありませんでしたか。」
「あ~、好きなの取っていっていいですよ。形に合うものがあれば。」ガラガラ、ガチャガチャ。
カゴいっぱいの給油キャップにビビったね。店員もこの手の対応には慣れているんだろう。期待に胸を膨らませつつ一通り見てみたものの記憶と合致するキャップがない。
とりあえずハマるキャップを借りることにしたが、まるで聖杯を探すジョーンズ博士*1の気分だったね。俺は博士より鈍いのでいくつかの聖杯を持って行き試すことにしたが...
店員はくれると言っていたが、問題がありそうなので応急処置として借りることにして後日返却しに行くことにした。
*1:インディ・ジョーンズ最後の聖戦